○器械点について
[器械]ボタンが選択されているレコードが器械点レコードになります。
このレコード以降で次の器械点レコードの前のレコードまで、器械点レコードが無い場合にはレコードの最後までが1つの器械点のブロックになります。
○後視点について
器械点レコードの直後のレコードが後視点レコードになります。(後視点の1Rのデータになります)
※「後視点」も視準点の1つなのですが、以下の説明の中の「視準点」とは「後視点」以外の視準点を指しています。
※
1方向目は常に「後視点」の方向になります。2方向目以降が「視準点」の方向になります。
※1L以降の目標高の入力は不要です。
※後視点の観測コードは視準点の観測コードと違っていてもかまいません。
○視準点について
後視点の1Rのレコード以降にあるはじめての視準点が全視準点のデフォルトになります。
観測コードなどもそれを基準しますので、扱いには注意して下さい。
※1L以降の目標高の入力は不要です。
尚、視準点の観測コードは対応する対回で全視準点が一致していなければいけません。
例)1Rの2方向目が[HVS2]でしたら、1Rの3方向目以降の全方向も[HVS2]でなくてはいけません。
例)1Lの2方向目が[HV]でしたら、1Lの3方向目以降の全方向も[HV]でなくてはいけません。
※同じ対回の観測コードは、2方向目以降の全方向で同じでなくてはいけません。
※一致していない時は計算、変換時に不具合が出ますので十分に注意して下さい。
○単回の観測は次の2種類の方法で観測する事が出来ます。
@単回観測:フリー観測による方法
A単回観測:観測する前に事前登録を行う方法
○対回の観測は次の3種類の方法で観測する事が出来ます。
B対回観測:フリー観測による方法
C対回観測:観測する前に対回データの事前登録を行ってから観測する方法
D対回観測:1Rを観測後に残りの対回データを作成し、その後残りのデータを観測する方法
○単回と対回の混合観測は次の3種類の方法で観測する事が出来ます。
E混合観測:フリー観測による方法
F混合観測:対回観測を行った後に単回観測を行う方法
G混合観測:対回観測を行っている最中にレコード[挿入]機能を使用して単回観測を行う方法
※[対回]ボタンを使用しての対回データの作成は、1つの器械点のブロックの中で既に対回データが存在する時は行う事は出来ません。
※1つの器械点のブロックの中で、3対回、2対回、1対回、単回のデータが混在していても処理を行う事が出来ます。
※いずれの方法で観測した場合でも、APAデータに変換される時にデータを並べ替えて順序正しいデータにします。
@単回観測:フリー観測による方法
自由に観測を行う事が出来ます。
観測コードは全視準点で同じでなくてはいけません。
※後視点は視準点と同じ観測コードでなくてもかまいません。
A単回観測:観測する前に事前登録を行う方法
「条件:多角観測」で「測定:入力」に設定します。
後視点を含めた全方向分のレコードの視準点と目標高の項目を入力します。
後視点のレコード(器械点の直後のレコード)に戻ります。
「条件:多角観測」で「測定:測定」に設定します。
観測を行います。
B対回観測:フリー観測による方法
自由に観測を行う事が出来ます。
観測コードは各対回において全視準点で同じでなくてはいけません。
C対回観測:観測する前に対回データの事前登録を行ってから観測する方法
「条件:多角観測」で「測定:入力」に設定します。
後視点を含めた全方向分のレコードの視準点と目標高の項目を入力します。
[対回]ボタンを押して1L以降のデータを作成します。
後視点のレコード(器械点の直後のレコード)に戻ります。
「条件:多角観測」で「測定:測定」に設定します。
観測を行います。
D対回観測:1Rを観測後に残りの対回データを作成し、その後残りのデータを観測する方法
@、Aのいずれかの方法で1Rを観測します。
[対回]ボタンを押して1L以降のデータを作成します。
1Lの後視点のレコード(1Rの直後のレコード)に戻ります。
観測を行います。
E混合観測:フリー観測による方法
自由に観測を行う事が出来ます。
観測コードは各対回において全視準点で同じでなくてはいけません。
F混合観測:対回観測を行った後に単回観測を行う方法
B、C、Dのいずれかの方法で対回観測をはじめに行います。
対回観測終了後に単回観測を行います。
G混合観測:対回観測を行っている最中にレコード[挿入]機能を使用して単回観測を行う方法
対回観測を行っている最中に、[挿入]ボタンを使用してレコードを挿入して、それを単回データとして観測します。
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