−GR表示について−
○多角観測ではGR表示のモードを3種類使用する事が出来ます。
[G]ボタン:
基本画面で全体をGR表示します。
すべてのボタンが表示され、すべての機能を使用する事が出来ます。
[R]ボタン:
拡張画面で全体をGR表示します。
観測に関する機能だけを残して、GR画面を広くしてあります。
対回の事前登録を行った後等に使用すると便利です。
[GW]ボタン: GRウィンドウで全体をGR表示します。
CE機の画面いっぱいに表示します。
この時にはGR表示に関する機能しか使用できません。
多角観測ではGRウィンドウでもGR入力が出来ます。
○表示される内容について
[G][R][W]ボタンを押すと現在のレコードが属する器械点のブロックを各モードでGR表示します。
1つの器械点のブロックだけの表示になります。
GR表示の●は未観測の点、○は観測済みの点を表します。
GR画面の1点をヒットすると入力画面のレコードがその点に変更されます。
GR表示中の○は現在のレコードと連動している点を指しています。
レコードを移動してもGR表示の○は追従しますが、ブロックをまたいでの追従は出来ません。
○GR画面の拡大、移動について
[拡大]ボタンを1度押してから、GR画面上の四角形になる2点をヒットすると拡大表示されます。
[拡大]ボタンを2度押すと1つ前の拡大の状態に戻ります。
○GR画面の移動方法
GR画面をドラッグ(ペンを画面から離さないで移動)すると移動出来ます。
○GR入力の方法
GR画面の1点をヒットすると入力画面のレコードがその点に変更されます。
選択されている点をヒットすると「測定」に移ります。
○鉛直角の欄の右側の欄について。
これは今のレコードが何対回のデータの1部なのかを表示します。
観測済みのレコードの時は、
対回データは何対回のデータかを○で囲まれた対回数(@AB)で表示します。
半対回データは○で表示します。
未観測の時は●で表示します。
現在のアドレス/最大レコード数の「/」は再測データのレコードの時は「:」で表示します。
上記の処理は「GR表示」、「対回データの作成」、「精度計算」を行った後に有効になる機能です。
上記の3つの処理の何れかを行っていない時は「未観測は●」、「観測済は○」の表示になります。
−GR表示、計算処理について−
現在のレコードが属する器械点のブロックが対象になります。
−機能ボタンについて−
○[ENT] ボタン:入力の確定(キーパッドの[ENTER]と同じです)
○[登録]ボタン:現在のデータを登録します。
○[終了]ボタン:多角観測プログラムを終了します。
○[器械]ボタン:器械点レコードになります。
○[H] ボタン:観測モードを水平角にします。
○[HV] ボタン:観測モードを水平角+鉛直角にします。
○[HVS] ボタン:観測モードを水平角+鉛直角+斜距離にします。
○[HVS2]ボタン:観測モードを水平角+鉛直角+斜距離+斜距離にします。
○[≪]ボタン:レコードの先頭に移動します。
○[←]ボタン:レコードを1つ戻します。
○[→]ボタン:レコードを1つ進めます。
○[≫]ボタン:レコードの最後に移動します。
○[挿]ボタン:1レコード挿入します。
○[削]ボタン:1レコード削除します。
○[G]ボタン
基本画面で全体をGR表示します。
○[R]ボタン
拡張画面で全体をGR表示します。
○[拡大]ボタン
GR画面上の四角形になる2点をヒットすると拡大表示されます。
続けて[拡大]を押すと1つ前の拡大の状態に戻ります。
○[GW]ボタン
GRウィンドウで全体をGR表示します。
[全]ボタン 全体を表示します。
[拡]ボタン 基本画面の[拡大]ボタンと同じ処理を行います。
多角観測ではGRウィンドウでもGR入力が出来ます。
○[条]ボタン
「条件:多角観測」を呼び出します。
○[件]ボタン
「条件:システム(2)」を呼び出します。
○[分測]ボタン(分割測定)
分割測定を行う時に使用します。
カーソルの位置、観測条件によって測定される項目が変わります。
測定ウィンドウの測定される項目を確認してから測定を行って下さい。
○[検索]ボタン
点名に表示されている文字列の右側の数字部分を削除した符号に一致する点名のリストを表示します。
全部が数字の場合には、数字だけの点名を表示します。
1行目には1つ前の器械点の最後の視準点が必ず表示されます。(1つ前の器械点が無い場合には表示されません)
点名をヒットすると条件に従って点名を加工して代入します。
「多角観測条件」の「点名」が「-1」の時は、 指定した点名から「-1」した点名になります。
「多角観測条件」の「点名」が「-1」以外の時は指定した点名から「+1」した点名になります。
○[DM]ボタン
DMコードを備考に代入する時に使用します。
PC側のシステムで対応していないとPC側での処理は出来ません。
備考に4桁の数字を入力して[DM]ボタンを押すとコードに対応する行を表示します。
○[対回]ボタン
1Rのデータから対回データを作成します。(対回データの事前登録)
対回データ作成後にGR表示を行います。
対回データを含む器械点のブロック内では使用出来ません。
○[等級]ボタン
「条件:対回等級」を呼び出します。
○[計算]ボタン
放射計算を行い座標に変換します。
後視点、器械点の座標が必要になります。
対回データは計算出来ません。
○[精度]ボタン
精度計算を行い、結果表示ウィンドウで表示します。
「精度計算」で範囲外のデータがある時に精度表示を終了した後メッセージを出します。
− リストについて −
○[リスト]ボタン
「条件:システム(2)」で色々な設定が出来ます。
○表示の違いについて。
観測済みの点は○で表示されますが、「GR表示」、「対回データの作成」、「精度計算」を行った後は表示が変わります。
※@ABは対回を表します。○は半対回です。
未観測の点は●で表示されます。
挿入・削除を行った後は「GR表示」、「対回データの作成」、「精度計算」を行った後でないと符合は正しく表示されません。
○データの符号について。
1R、1L、2L、2R、3R、3Lは対回とR:正、L:反を表しています。
その他は以下のようになります。
H : 水平角
HV: 水平角+鉛直角
S : 水平角+鉛直角+斜距離
S2: 水平角+鉛直角+斜距離+斜距離
○対回データの作成直後の表示jです。※まだ観測は行っていません。
未観測の点は●で表示されます。
-B-はこの器械点の最大の対回が3対回である事を表しています。(25:K.1は器械点レコードです)
器械点は■で示されます。
○混合・フリー観測で対回を観測した直後の表示です。※全点が観測済みです。
観測済みレコードは○で表示されています。
この後「GR表示」か「精度計算」を行うと表示が変わります。
○上記の状態から「精度計算」を行った後の表示です。
-A-はこの器械点の最大の対回が2対回である事を表しています。(1:301は器械点レコードです)
4:NO.2の○の表示は半対回を表しています。
○複数の器械点の表示です。器械点K.1には未観測のデータがある事を表しています。
器械点K.2は「GR表示」、「対回データの作成」、「精度計算」を行っていませんので観測済みの点は全て○で表示されています。
|